飲み屋の料金が想像を上回ってくる理由【ボッタクリではない】

無料案内所に「ボッタクられた」と言いに来る方がいるのですが、よく話を聞くと店側は料金システム通りでボッタクリではない場合が大半です。他にも「こんなに飲んだかな?」と金額に納得せずに支払った経験がある方もいるのではないでしょうか。

こういったことが起こるのは料金システムを理解していないのが最大の理由です。

このページでは飲み屋の基本的なルール(システム)や店によって追加料金となるもの、懐にあまり余裕がない時の対策を紹介しますので、ぜひ覚えて実践してみてください。

例えば、本当にボッタクリやプチボッタクリされそうになった時にも、それなりに自信を持って「おかしい」と言えるようになれると思います。

覚えておくべき飲み屋の基本的なルール

飲みに行くなら最低でも次の3つの事を覚えておきましょう。

  • 飲み放題は店指定の飲み物だけ
  • 店の女の子が注文する飲み物代は別途料金
  • 税やサービス料が上乗せされる店もある

これはキャバクラでもラウンジでもスナックでも基本的に変わりません。
詳しく解説していきます。

飲み放題は店指定の飲み物だけ

飲み放題と言っても料金に含まれているのはハウスボトルなど店が指定している飲み物だけです。居酒屋なら飲み放題にビールが入っているのが普通ですが、飲み屋ではほとんどの場合に別料金です。
グラスドリンクやボトルなどを別に注文するなら、当然ですが、その分の追加料金が発生します。

店の女の子が注文する飲み物代は別途料金

席に着いている女の子が(に)注文する飲み物も料金に加算されます。飲み放題のハウスボトルを飲んでもらう分には追加料金は発生しません。

キャバクラなどでは女の子にハウスボトルを飲ませるのはNGです。それ以外でもNGではないけど飲まないように女の子に指導しているお店もあります。水割りが嫌いという女の子もいますし、ドリンクバックがないから飲まない女の子もいます。

高知だと1ドリンクで1,000円程度(もちろん飲み物による)ですが、何も考えずに気前良く頼んであげていると結構な金額になります。逆に、全く飲ませないというのも違う気がしますので、「ご利用は計画的に」という事になります。
もちろん、楽しみ方は人それぞれです。

税やサービス料が上乗せされる店もある

一般の飲食店ならメニューに税込額を記載していることが多いですが、飲み屋の場合は会計時にTAXやサービス料として10%以上が加算される場合があります。

店によっては「税〇〇%+サービス料〇〇%」というように別れていて、合わせると20%を超える金額が上乗せされる事もあり、これがあるとないとでは総額が大きく違ってきます。

お店によって追加料金となるメニューなど

基本的なルールと合わせて追加料金が発生するメニューについても覚えておきましょう。

指名料

キャバクラなどでは特定の女の子を席に着かせる場合、指名料が必要です。指名料は高知だと1000〜2000円程度です。入店時に指名する「本指名」と途中から指名する「場内指名」があり、料金が異なる事もあります。
指名料は女の子1人につき1セットまたは時間制なので、引き続き指名するなら再度指名料が発生します。

割り物など

飲み放題では基本的にアイスやミネ(ミネラルウォーター)の料金に含まれています。烏龍茶や緑茶は別料金など、割り物によって異なる場合があります。
席料のみで飲み放題にしない場合は、アイスやミネが全て別料金ということもあります。

持ち込み料

食べ物を持ち込んだり(席で食べるための)、店から宅配を取る際に持ち込み料が必要になる場合があります。持ち込み無料の店もあれば持ち込み禁止の店もあり、店によって大きく対応が別れています。

クレジットカード払い

クレジットカードでの支払いに対応している所が増えていますが、店によってはカード決済の際に別途サービス料が上乗せされる場合もあります。
お客さんに決済手数料を請求するのはカード会社的にはNGですが、飲み屋では割と一般的なので、嫌な方は現金払いにしましょう。

懐にあまり余裕がない時の対策

そもそも懐に余裕がないのに飲み屋に行くのがどうなのかという話もありますが、それはさておき、そんな場合の対策を紹介します。

丁寧な店でだと、料金システムの説明であったり延長時の確認などをしてくれますが、そうじゃない店もあります。そんな時に大切なのは店のスタッフ(ボーイ)とコミュニケーションを取ることです。

まず、料金システムがよく分かっていないなら、ちゃんと説明してもらいましょう。
その上で、「延長になる前に必ず教えてください」と伝えておけば、勝手に延長される心配がほぼなくなります。

もし持ち合わせが少ないなら、前もって(会計時ではなくて)素直にその事を伝えるのもアリです。
「今日はちょっと無いんだけど」という感じで次回への含みを持たせるように伝えておけば、それほど嫌な顔をされることもないと思います。安く済ませたいために絶対に追加注文しないみたいなスタンスだと、逆にケチな客扱いされてしまうこともあります。

まとめ

最後におさらいしておきます。

飲みに行くなら次の3つの事を覚えておきましょう。

  • 飲み放題は店指定の飲み物だけ
  • 店の女の子が注文する飲み物代は別途料金
  • 税やサービス料が上乗せされる店もある

基本的なルールと合わせて追加料金が発生するメニューについても覚えておきましょう。

  • 指名料
  • 割り物など
  • 持ち込み料
  • クレジットカード払い

懐にあまり余裕がない時は、店のスタッフ(ボーイ)としっかりコミュニケーションを取りましょう。
次の事をしておくと安心です。

  • 料金システムをちゃんと説明してもらう
  • 「延長になる前に必ず教えてください」と伝えておく
  • 前もって持ち合わせが少ない事を素直に伝えておく

5千円でも1万円でも5万円でも想定以上の金額だと釈然としない気持ちになってしまいます。イイ気分のまま店を出られるように、料金システムを理解しておくのが大切です。

ただ、ボッタクリやプチボッタクリをする店もありますので、こちらの記事も読んでおくことをオススメします。


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