値引交渉は飲み屋さんをお得に楽しむ一つの方法です。しかし、ただ値引交渉すれば良いのかというとそうではありません。やり方によっては、逆に損をしてしまっている事もあります。
このページでは「損する値引交渉」と「得する値引交渉」のそれぞれのやり方を解説しながら、失敗せずにうまく値引交渉する方法を紹介していきます。
飲み屋さんの値引交渉では損する事もあります
例えば家電量販店でテレビを買うなら、どれだけ値引交渉してもテレビの品質が下がる事はありません。しかし、飲み屋さんは接客サービスを楽しむ店なので、家電の値引きと同じように考えてはいけません。
飲み屋さんは高い料金を取っているように思いますが、実際のところ、飲み放題などの店に入る時の料金だけでは、それほどの利益は出ません。利益を大きくするためには「どれだけ追加の注文が取れるか」なので、全く追加が見込めないお客さん=「安い客」と思われると冷遇される事があります。
お客さん側としては、良い店なら追加もリピートもすると考えているかもしれませんが、お店側はなかなかそういう風には考えてくれません。飲み屋さんの値引交渉は、ただ料金が下がれば良いというわけではないのです。
損する値引交渉とは?
損する値引交渉は「お店の事を全く考えずに、強引に料金を下げさせる」やり方です。「理由もなく、とにかく料金を安く」という交渉では、「安い客」に見られてしまいます。
お客さんが極端に少ない時などで応じてくれる場合もありますが、「付け回し(どの女の子をどのお客さんにつけるかを決めること)」で損をします。
- 席に着く女の子が少ない
- 混んでくると女の子をすぐ減される
- 良い女の子がつかない
場合によっては女の子にも伝わっている事もあります。そうなると女の子のテンションも下がって、楽しい時間を過ごすのは難しくなります。
お店を出る時に「この店はイマイチだった」と思うかもしれませんが、イマイチにしたのは自分自身ということだってあります。
また逆に、簡単に大幅な値引きに応じてくれるようなお店は注意が必要です。もしかしたら単純に気前が良いだけなのかもしれませんが、店に入れれば何とでもなると思っている「ボッタクリ」「プチボッタクリ」の店という可能性もあります。
得する値引交渉とは?
得する値引交渉は「お店の事も考えて、納得の上で安くしたり、サービスを良くしてもらう」やり方です。
ポイントは次の3つです。
- 「大人数だから」など理由を提示する
- 元の料金は下げずに時間を長くしたり、オプションをサービスしてもらう
- 元の料金を下げてもらう代わりに時間も短くする
これらも平日などお店が混んでいない時でないと有効ではありません(安くしたり、何かサービスして入れる必要がないので)。
必ずしも値引交渉することはありません
先ほど紹介した通り、強引な値引交渉はオススメできませんし、少し面倒な部分もあり、必ず値引交渉した方が良いかと言えばそういうわけでもありません。
例えば「良いお店に行きたい、料金は安くして欲しい」というのは難しい要望です。10人以上のグループで行くなど、お店側に十分なメリットがなければ、ほとんどの場合は断られます。
値引交渉をせずに最初から予算にあったお店を探すというのも決して悪い選択ではありません。
飲み屋さんの値引交渉のまとめ
飲み屋さんの値引交渉についてまとめておきます。
- 飲み屋さんは接客サービスを楽しむ店なので、全く追加が見込めないお客さん=「安い客」と思われると冷遇される場合があり、値引交渉には損する値引交渉と得する値引交渉があります。
- 損する値引交渉は「お店の事を全く考えずに、強引に料金を下げさせる」やり方で、店側に安い客と見られることで、付け回しで損をすることになります。簡単に大幅な値引きをするお店は注意が必要です。
- 得する値引交渉は「お店の事も考えて、納得の上で安くしたり、サービスを良くしてもらう」やり方です。ただし、平日など混んでいない時でないと有効ではありません。
- 値引交渉をせずに、予算にあったお店を探すという選択もあります。
もう一つ忘れてはいけないのは、繁華街にいる客引き(キャッチ)と値引交渉してはいけません。損するというだけでは済まなくなる事もあります。
その辺りはこちらのページをご覧ください。